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診療案内

当院で対応できる症状・検査・治療

耳鼻咽喉科は耳、鼻、口・のど、頸部のあらゆる疾患を取り扱う診療科です。聴く、においを嗅ぐ、味わうなどの感覚器や、鼻や口から呼吸をする、発声して人とコミニュケーションする、食物を咀嚼し嚥下するといった極めて重要な役割をもった臓器が集中しています。このような部位が病気になり障害をうけると患者さんの生活の質(Quality of life: QOL)は著しく低下します。以下のような症状でお悩みの方はご相談ください

耳の病気

耳は①外耳:耳の穴から鼓膜まで、②中耳:鼓膜から内耳の間の空間、③内耳:カタツムリのような形をした音を感じる蝸牛と三半規管などの平衡感覚を感じる前庭から成り立っています。そのため、耳には音を聞くという働きだけでなく、体のバランスをとる働きの一部も担っています。耳を診察するために顕微鏡や内視鏡を使用することもあります。

耳の主な症状

耳鳴り、耳が詰まる、聞こえが悪い、耳が痛い、耳から液体(耳だれ)が出る、耳がかゆい、自分の声や周りの音が響く、めまい・ふらつき、耳あか など

考えられる疾患

耳鳴症、突発性難聴、加齢性難聴、騒音性難聴、良性発作性頭位めまい症、メニエール病、急性低音障害型感音難聴、外リンパ漏、外耳炎、急性・慢性中耳炎、滲出性中耳炎、真珠腫性中耳炎、耳管機能不全(狭窄症・開放症)、先天性耳瘻孔、外耳道異物 など


突発性難聴

原因不明の、耳が突然聞こえにくくなる病気です。めまいを伴うこともあります。治療はステロイドを中心とした内服または点滴治療になります。高度の難聴やめまいを伴うことがある場合、糖尿病などがある場合は入院加療を勧めさせていただきます。症状が出現してから7~10日以内に治療を開始しないと、治る可能性が低くなると言われているため、なるべく早く受診していただくことをお勧めします。この病気は基本的には片耳で繰り返さないと言われており、繰り返す場合はメニエール病などの診断に変わることがあります。

耳鳴症

周囲に音源が無いにもかかわらず、頭の近くあるいは中で音を知覚することです。防音室のような静かなところでは多くの人が耳鳴りを感じると言われており、日常生活では周囲の音にかき消されて耳鳴りは感じにくくなります。耳鳴は聞こえが悪くなったことがきっかけで発症することが多く、すると音を聞こうとした脳に何らかの変化が起きて、通常聞こえにくいはずの耳鳴りが大きくなると言われています。耳鳴りの苦痛などでストレスを生じ、自律神経のバランスが悪くなり、結果耳鳴りがどんどん悪化するという負のスパイラルに入ってしまいます。治療としては、聴力回復が期待できれば、まずはその治療を優先させます。聴力回復が期待できないときは、前述の負のスパイラルを断ち切ることが中心になり、補聴器の装用や音響治療が中心になります。自律神経のバランスを整えるために漢方治療を行うこともあります。耳鳴りが気になるときは、静かな環境にいすぎないことが良いと思います。

急性中耳炎

鼓膜の奥の中耳にウィルスや細菌が感染することで起こります。乳幼児に多いとされていますが、成人でも発症することがあります。症状としては、耳痛や耳だれ・発熱などがあります。小さいお子様では、わけもなく泣いたり不機嫌になったり、耳の近くを頻回に触ることがあります。治療としては、軽症の場合は鎮痛剤のみの内服のこともありますが、基本的には抗菌薬の内服を中心とした治療になります。鼻汁や咳・痰症状を伴うことが多いため、去痰薬や鎮咳薬や鼻処置やネブライザーを組み合わせることもあります。重症の際は、鼓膜を切開して中にたまっている膿を出すこともあります。また、頻回に繰り返したり長引いたりする場合は、鼓膜チューブの留置や十全大補湯などの漢方治療を組み合わせることもあります。

当院で行える検査

  • 標準純音聴力検査
  • 語音聴力検査(言葉のききとり検査)
  • インピーダンスオージオメトリー
  • 耳管機能検査
  • 耳音響放射検査
  • 重心動揺検査
  • 赤外線CCDカメラによる眼振検査
  • 鼻腔・喉頭ファイバー
  • 耳鼻咽喉科CT
  • 呼気一酸化窒素検査
  • 鼻腔通気度検査
  • 簡易無呼吸検査
  • アレルギー検査
  • 頸部超音波検査
  • 抗原検査(インフルエンザ、新型コロナ、溶連菌など)

(※語音聴力検査、頸部超音波検査は現在準備中です。しばらくお待ちください。)

当院で行っている治療

一般的な投薬、ネブライザー治療などに加えて、以下の治療が当院で行えます。下記に記載されていないものでも、遠慮なくご相談ください。

スギ花粉症・ダニアレルギーに対する舌下免疫療法、アレルギー性鼻炎・肥厚性鼻炎に対する鼻レーザー治療・トリクロール酢酸による下甲介粘膜焼灼術、睡眠時無呼吸症候群に対するCPAP療法、後鼻漏に対するB spot治療。

(※トリクロール酢酸による下甲介粘膜焼灼術は現在準備中です。いましばらくお持ちください。)

consultation time診療時間

月曜〜金曜9:00〜13:00
15:00〜19:00
土曜9:00〜13:00
休診日水曜、日曜、祝日

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03-5701-3387

(前院長:猪忠彦の診療は不定期となっております。ご希望の方は受診日当日にお問い合わせください。)

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