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診療案内

当院で対応できる症状・検査・治療

耳鼻咽喉科は耳、鼻、口・のど、頸部のあらゆる疾患を取り扱う診療科です。聴く、においを嗅ぐ、味わうなどの感覚器や、鼻や口から呼吸をする、発声して人とコミニュケーションする、食物を咀嚼し嚥下するといった極めて重要な役割をもった臓器が集中しています。このような部位が病気になり障害をうけると患者さんの生活の質(Quality of life: QOL)は著しく低下します。以下のような症状でお悩みの方はご相談ください

口・喉の病気

のどは、食べ物や飲み物の通り道であると同時に、呼吸の際の空気の通り道でもあります。空気に含まれている細菌やウイルスなどをブロックして体内への侵入を防ぐことは、のどの重要な働きです。また、声帯を使うことで発声器官としても重要な働きをしています。声帯や飲み込みの機能を見るために内視鏡を使用します。

口・のどの主な症状

のどが痛い、のどがつまる、のどが腫れている、咳や痰が出る、声がかすれる、のどに骨が刺さった、口が乾く、のどの違和感、飲み込みが悪い、口の中が痛い、舌が痛い、味を感じない・おいしくない など

考えられる疾患

扁桃炎、扁桃周囲炎・扁桃周囲膿瘍、咽頭炎、咽頭がん、喉頭がん、気管支炎、亜鉛欠乏症、嚥下障害、舌がん、口内炎 など


急性扁桃炎

感冒や過労などで抵抗力が弱くなり、扁桃の常在菌が活動して炎症を起こす病気です。感冒に続くウィルスが原因と考えられる場合、解熱剤の服用やうがい、安静で経過を見ます。しかし、原因がウィルスか細菌性かの判断は見た目だけでは難しく、さらに最初はウィルスが原因でも細菌による二次感染をおこす場合もあるため、抗菌薬の内服治療を行うこともあります。急性扁桃炎を年に3~4回発症する場合は手術による扁桃摘出を勧めます。また、扁桃摘出が様々な理由で受けられない場合は漢方薬の内服で手術を回避できることもありますので相談いただければと思います。

上・中・下咽頭がん・喉頭がんなど

喫煙者と大量にお酒を飲む方に多い疾患です。喉頭がんは喫煙との因果関係が強く、肺がんへの因果関係よりも強いと言われています。また、中咽頭がんに関してはヒトパピローマウイルス感染が原因となっていることがあることも近年わかってきています。喉頭がんの多くは声がかすれるなどの症状が比較的早期から出ますが、咽頭がんや喉頭がんの一部は症状が進行してからのどの痛みや飲み込みにくいなどの症状が出てきます。更には首の腫れがきっかけ(首のリンパ節への転移)で発覚することもあります。常習的に喫煙や飲酒をされる方は、一度ご相談ください。

嚥下障害

食事や飲み物がうまく飲みこめずに、喉につかえたり、気管に入ってむせたりしてしまうことです。加齢や脳卒中などの病気が原因となることが多いです。気管に入ってしまうことを誤嚥と言い、誤嚥性肺炎の原因となります。味噌汁などの水物がむせやすい、食事がつかえる、食事に時間がかかるなどの症状があれば、嚥下障害を疑います。内視鏡で喉を観察しながら色の付いた水を飲んで頂き、嚥下の状態を確認します。バリウムなどを飲んで嚥下機能を評価する検査もありますが当院では行えないため、その必要がある場合は近隣の病院へ紹介をしています。

当院で行える検査

  • 標準純音聴力検査
  • 語音聴力検査(言葉のききとり検査)
  • インピーダンスオージオメトリー
  • 耳管機能検査
  • 耳音響放射検査
  • 重心動揺検査
  • 赤外線CCDカメラによる眼振検査
  • 鼻腔・喉頭ファイバー
  • 耳鼻咽喉科CT
  • 呼気一酸化窒素検査
  • 鼻腔通気度検査
  • 簡易無呼吸検査
  • アレルギー検査
  • 頸部超音波検査
  • 抗原検査(インフルエンザ、新型コロナ、溶連菌など)

(※語音聴力検査、頸部超音波検査は現在準備中です。しばらくお待ちください。)

当院で行っている治療

一般的な投薬、ネブライザー治療などに加えて、以下の治療が当院で行えます。下記に記載されていないものでも、遠慮なくご相談ください。

スギ花粉症・ダニアレルギーに対する舌下免疫療法、アレルギー性鼻炎・肥厚性鼻炎に対する鼻レーザー治療・トリクロール酢酸による下甲介粘膜焼灼術、睡眠時無呼吸症候群に対するCPAP療法、後鼻漏に対するB spot治療。

(※トリクロール酢酸による下甲介粘膜焼灼術は現在準備中です。いましばらくお持ちください。)

consultation time診療時間

月曜〜金曜9:00〜13:00
15:00〜19:00
土曜9:00〜13:00
休診日水曜、日曜、祝日

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03-5701-3387

(前院長:猪忠彦の診療は不定期となっております。ご希望の方は受診日当日にお問い合わせください。)

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