
Information
診療案内
当院で対応できる症状・検査・治療
耳鼻咽喉科は耳、鼻、口・のど、頸部のあらゆる疾患を取り扱う診療科です。聴く、においを嗅ぐ、味わうなどの感覚器や、鼻や口から呼吸をする、発声して人とコミニュケーションする、食物を咀嚼し嚥下するといった極めて重要な役割をもった臓器が集中しています。このような部位が病気になり障害をうけると患者さんの生活の質(Quality of life: QOL)は著しく低下します。以下のような症状でお悩みの方はご相談ください
その他の病気

耳鼻咽喉科では脳や目以外の首から上の病気を扱います。とくにこの領域の手術を行う科を頭頚部外科と言います。とくに皆様が心配されているのは悪性腫瘍かと思います。何か気がかりなことがありましたら気軽にご相談ください。
主な症状
首が腫れた、首にできものがある、耳や下あごが腫れている、寝ているときに呼吸が止まっている・いびきをかく、顔の動きが悪い、熱が高い など
考えられる疾患
頸部リンパ節炎、甲状腺腫瘍、耳下腺腫瘍、顎下線腫瘍、流行性耳下腺炎、睡眠時無呼吸症候群、顔面神経麻痺 など
予防接種
予防接種とは、感染症を予防するためにワクチンを接種することです。ワクチンとは、感染症の原因となる病原体(ウイルスや細菌など)の病原性を弱めたり、無効化したりしたものです。ワクチンを接種することによりその病原体に対する抗体が作られ、その病原体に感染しても免疫が働いて病気にかかることを予防し、人に感染させてしまうことで社会に病気がまん延してしまうのを防ぐことを主な目的としています。また、病気にかかったとしても、ワクチンを接種していた方は重い症状になることを防げる場合があります。
(現在、当院で接種できる予防接種はインフルエンザワクチンのみです。)
顔面神経麻痺
急に顔が動かなくなる病気で、目が閉じにくい・口元から水がこぼれるなどの症状が出ます。多くは片側で、急に発症します。帯状疱疹などのウィルスが原因のこともありますが、多くは原因不明です。しかし、原因不明の中にもある一定の割合で帯状疱疹ウイルスなどが原因となっていると言われています。そのため、多くの症例で治療にステロイド薬だけでなく抗ウィルス薬を併用します。重症例の場合・糖尿病がある場合は、入院加療を勧めることもあります。
睡眠時無呼吸症候群・いびき
睡眠時無呼吸とは寝ている間に、息が止まったり呼吸が弱くなったりする病気です。いびきがうるさいと指摘される、熟眠感がない、日中の眠気がある、夜間の頻尿などをきたします。心筋梗塞・脳卒中・不整脈の確率が増えたり、高血圧や突然死の原因になったりします。原因として、肥満や鼻づまり、加齢、顎が小さい、扁桃が大きいなどがありますが、いろいろな要因が重なって発症します。睡眠時無呼吸のある日本人の体格は約半数が軽度肥満以下と言われており、顎の骨格などの要因が大きいと言われています。当院では自宅で行える簡易無呼吸検査が行えます。結果によっては1泊の入院検査が必要なこともあり、その際には近隣の施設に紹介しています。治療の中心はCPAP療法になります。比較的軽症の場合はマウスピースで対応します。いずれの治療も治療の成否が鼻呼吸と関係ありますので、喉だけでなく鼻の評価も大切と考えています。
当院で行える検査
- 標準純音聴力検査
- 語音聴力検査(言葉のききとり検査)
- インピーダンスオージオメトリー
- 耳管機能検査
- 耳音響放射検査
- 重心動揺検査
- 赤外線CCDカメラによる眼振検査
- 鼻腔・喉頭ファイバー
- 耳鼻咽喉科CT
- 呼気一酸化窒素検査
- 鼻腔通気度検査
- 簡易無呼吸検査
- アレルギー検査
- 頸部超音波検査
- 抗原検査(インフルエンザ、新型コロナ、溶連菌など)
(※語音聴力検査、頸部超音波検査は現在準備中です。しばらくお待ちください。)
当院で行っている治療
一般的な投薬、ネブライザー治療などに加えて、以下の治療が当院で行えます。下記に記載されていないものでも、遠慮なくご相談ください。
スギ花粉症・ダニアレルギーに対する舌下免疫療法、アレルギー性鼻炎・肥厚性鼻炎に対する鼻レーザー治療・トリクロール酢酸による下甲介粘膜焼灼術、睡眠時無呼吸症候群に対するCPAP療法、後鼻漏に対するB spot治療。
(※トリクロール酢酸による下甲介粘膜焼灼術は現在準備中です。いましばらくお持ちください。)