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診療案内

当院で対応できる症状・検査・治療

耳鼻咽喉科は耳、鼻、口・のど、頸部のあらゆる疾患を取り扱う診療科です。聴く、においを嗅ぐ、味わうなどの感覚器や、鼻や口から呼吸をする、発声して人とコミニュケーションする、食物を咀嚼し嚥下するといった極めて重要な役割をもった臓器が集中しています。このような部位が病気になり障害をうけると患者さんの生活の質(Quality of life: QOL)は著しく低下します。以下のような症状でお悩みの方はご相談ください

鼻の病気

鼻はにおいを感じたり、空気中のゴミ、ウイルスなどが体のなかに入るのを防いだり、肺に入ってくる空気の湿度や温度を調節するはたらきもしています。鼻の中は狭く奥行きがあるため、肉眼では手前しか見えないことあります。そのため、鼻の中を奥まで詳しく診るために内視鏡を用いることもあります。

鼻の主な症状

鼻がつまる、鼻水、くしゃみがでる、においがわからない、鼻血、鼻水がのどに垂れる、鼻がにおう・くさい など

考えられる疾患

鼻炎(アレルギー性・肥厚性・血管運動性・老人性など)、急性・慢性副鼻腔炎、鼻中隔弯曲症、鼻出血 など


アレルギー性鼻炎

ダニ・ハウスダスト、花粉、動物などが体内に取り込まれることによって起こりうる鼻炎です。原因が花粉のアレルギー性鼻炎を花粉症と言います。おもな症状はくしゃみ・鼻汁・鼻づまりで、咳やのどの痒みや微熱が出る方もいます。抗ヒスタミン薬や抗ロイコトリエン薬、鼻噴霧用ステロイド薬、Th2サイトカイン阻害薬、抗プロスタグランジンD2・トロンボキサンA2薬などがあり、これらを数種類組み合わせて行います。また、漢方薬や点鼻用血管収縮薬などを併用することもあります。重症のスギ花粉症の方には抗IgE抗体(ゾレア®)療法というものがあります。この治療は投与基準を満たした方のみが受けられます。その他に根本治療としてスギやダニアレルギーに対するアレルゲン舌下免疫療法があります。薬物療法で効果が十分でない方や鼻閉が主である場合には、手術療法を提案させていただくこともあります。当院では日帰り局所麻酔での鼻レーザー治療を行っています。

副鼻腔炎

鼻の周りにある空洞に炎症がおこる病気です。多くは感冒後に発症します。鼻づまりや鼻汁がのどに落ちる(後鼻漏)、咳、頭痛、歯や頬の痛みなどが代表的な症状としてあります。鼻の中を内視鏡を使って検査したり、場合によっては鼻のCTを撮ったりして評価します。急性の場合は抗菌薬を1週間から2週間内服しますが、経過が長く慢性化している場合は2,3カ月少量の抗菌薬を内服することもあります。そのほかに、ネブライザー治療を行うこともあります。アレルギー性鼻炎や気管支喘息を伴っている場合は、抗ヒスタミン薬や鼻噴霧用ステロイド薬を使用します。

後鼻漏症候群

後鼻漏とは鼻汁がのどに落ちてくるように感じることです。後鼻漏の症状を自覚している患者さんは成人の約3割と言われています。原因としては、上咽頭炎、慢性副鼻腔炎、アレルギー性鼻炎、感冒、逆流性食道炎、自律神経失調症などがあります。抗菌薬や抗ヒスタミン薬、鼻噴霧用ステロイド薬など原因疾患に対する治療を行います。投薬にあまり効果が無い場合は、Bスポット治療を行います。現在、当院ではヨードグリセリンによるBスポット治療を行っています。

当院で行える検査

  • 標準純音聴力検査
  • 語音聴力検査(言葉のききとり検査)
  • インピーダンスオージオメトリー
  • 耳管機能検査
  • 耳音響放射検査
  • 重心動揺検査
  • 赤外線CCDカメラによる眼振検査
  • 鼻腔・喉頭ファイバー
  • 耳鼻咽喉科CT
  • 呼気一酸化窒素検査
  • 鼻腔通気度検査
  • 簡易無呼吸検査
  • アレルギー検査
  • 頸部超音波検査
  • 抗原検査(インフルエンザ、新型コロナ、溶連菌など)

(※語音聴力検査、頸部超音波検査は現在準備中です。しばらくお待ちください。)

当院で行っている治療

一般的な投薬、ネブライザー治療などに加えて、以下の治療が当院で行えます。下記に記載されていないものでも、遠慮なくご相談ください。

スギ花粉症・ダニアレルギーに対する舌下免疫療法、アレルギー性鼻炎・肥厚性鼻炎に対する鼻レーザー治療・トリクロール酢酸による下甲介粘膜焼灼術、睡眠時無呼吸症候群に対するCPAP療法、後鼻漏に対するB spot治療。

(※トリクロール酢酸による下甲介粘膜焼灼術は現在準備中です。いましばらくお持ちください。)

consultation time診療時間

月曜〜金曜9:00〜13:00
15:00〜19:00
土曜9:00〜13:00
休診日水曜、日曜、祝日

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03-5701-3387

(前院長:猪忠彦の診療は不定期となっております。ご希望の方は受診日当日にお問い合わせください。)

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